ながらスマホはやめましょうと
駅のところどころに貼り紙があります。
それでも、若者だけでなく、
ビジネスマンでもOLさんでも
歩きながらスマホを見ている人は減りません。
誰も、自分が事故に遭うなどとは思っていないからでしょう。
事故に遭わない保証なんて全くないのに。
先日、駅の上りのエスカレーターに乗っていたときのこと、
3人くらい前のほうで、急に ドスンという大きな音がしました。
すぐ前の女性が右側にズレてエスカレーターを降りたので、
続いて私も右側にズレました。
すると、目の前に現れたのは、
倒れた青年の姿でした。
エスカレータから降りようとしたが、
青年の左足のスニーカーの紐がほどけていて、
エスカレーターの隙間に挟まって
抜けなくなっていたのです。
大きなドスンという音は
青年が倒れた音だったのです。
私はビックリしたのと同時に
助けなくてはと思い、
すぐに駅員さんを呼びに行きました。
そこでまた驚いたのですが、
状況を説明する私の話を聞いても慌てるふしもなく、
ゆっくりと窓の鍵を締めて、
ゆっくりとドアの外に出ようとしていました。
すると、
別の部屋にいた駅員さんが気づき、
走って行ってくれました。
エスカレーターの近くまでくると、
他の人たちが、
「大丈夫みたいです。」と
駅員さんに話しかけていたので、
私はそこから去ることにして帰宅の途に付きました。
恐らく青年は電車を降りるときもスマホを見ていたでしょう。
その状態のままエスカレーターに乗って、
スニーカーの紐がほどけているのにも、
気づいていなかったのでしょう。
投稿者:sora
平日は派遣でフルタイム働き、還暦を迎えても若い頃と変わらずに、興味のあること知りたいことには貪欲に「楽しく生きる」を追求しています。