土用の丑の日。
土用の丑の日にはうなぎを食べて暑い夏を乗り切る、
栄養価の高いうなぎを食べることで夏バテ防止をするということです。
土用の丑の日にうなぎを食べるようになったのは、
諸説あるようですが、平賀源内が発案したという説が強い。
夏にうなぎが売れないことを平賀源内に相談に行った鰻屋に
丑の日に「う」のつく物を食べると夏負けしないという説もあり、
「本日丑の日」と書いた紙を店先に貼るように勧めたことがきっかけとか。
子どもの頃、丑年はうなぎを食べてはいけないのだと聞かされた。
どうして丑年はうなぎを食べてはいけないのか
聞いても、昔から言われていることだといって、
詳しいことは教えてもらえなかった。
真言宗の一部でうなぎは「虚空蔵様の使者や化身である」という理由から、
「虚空蔵様を祀る地域および丑、寅年生まれの人はうなぎを食べない」
という伝承があったからとか。
子どもにそのような説明をしても理解できないだろうと今になるとわかる。
このようなことは全く知らないので、
食べてはいけないのだと言われても食べていた。
中学生のころ、
土用の丑の日にうなぎを食べてうなぎの骨が喉にひっかかり
一晩たっても全く取れず、耳鼻咽喉科へ行って取ってもらったことがあった。
母親には、「うなぎの骨が喉にひっかかるなんて聞いたことがない」
と、かなりきつく叱られたことを覚えている。
聞いたことないと言われても、
実際にひっかかって全く取れなかったのだから仕方ないことだ。
それでも、うなぎを嫌いにはならなかった。
土用の丑の日でなくても食べることはある。
うなぎは昔も今も結構なお値段だ。
余裕があればいいが、少々余裕がないときもある。
そこで、うなぎに匹敵するほどの栄養価があり、
お値段もお手頃なもの、それがさんまの蒲焼やいわしの蒲焼である。
タンパク質、ビタミンB2、ビタミンD、DHA、EPAなど栄養価では
うなぎに引けを取らない。
カルシウムと鉄分はうなぎより多く含まれているというから、
うなぎより安くて栄養価も高く夏バテ防止も万全だ。
うなぎは毎日食べると頭痛などを引き起こす過剰症の問題があるが、
いわしは毎日食べても良い魚で、調理法によっては骨まで食べられて、
高タンパク低脂質でカルシウム補給もあって言うことなし。
投稿者:sora
平日は派遣でフルタイム働き、還暦を迎えても若い頃と変わらずに、興味のあること知りたいことには貪欲に「楽しく生きる」を追求しています。