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子どもはいつまでも子どものままではないと改めて感じたこと

散文
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当たり前のことではあるのに、

子どものこととなると、いつまでも子どもだと思っているから、

ちょっとのことで驚きと感動することがあったりする。

仕事で様々な年齢の方と応対していて、

日々感じているのは、話し方の難しさだ。

人と話をするということは、

当たり前にできることと思うのだけど、

他人に自分の考えを伝えるということは難しいものなのだなと思う。

高齢の方から若い人まで、様々な方と応対していて、

その方の問い合わせが何なのか、簡潔に説明できる方と、

何をどう説明していけばいいのか、全くまとまらない方といる。

これは年齢に関係なく、人それぞれである。

20歳代の方からの問い合わせで、

照会内容は簡潔にできているのだが、

その話し方が年齢の割にとても幼くて、

声も年齢の割にとても若い。

今の20歳代のひとはこんなにも幼くて

可愛らしいものなのかと驚いた。

思い返すと息子は、

娘からよく、主語述語がない話し方だと指摘されていた。

小さい頃は言葉を覚えるのも遅くて、

何かと娘が通訳していたこともあり、

保育士さんに娘の通訳をやめさせないと言葉を発しなくなると

言われてしまったこともあって、親としてはあせったことを思い出す。

そんな息子は、家族で会えばやはりいつまでも昔のように、

娘から指摘されることもある。

こんなことで、職場でちゃんと会話できているのかと思うことさえあった。

ある日、息子に仕事関係者から連絡が入ったときのこと、

今までにみたことも聞いたこともないくらい、

息子がしっかりとした口調で会話しているのを聞いて、感心してしまった。

30歳を過ぎた立派な社会人なのだから、

当たり前と言えば当たり前のことなのに、

親の前で見せる顔と仕事での顔は違う。

娘は小さい頃から大人の感覚を持った子で、

子どもの頃から大人との会話もスムーズなので、

小さな大人だと言われたことも。

男の子は女の子に比べると、精神年齢も低いと言われるように、

娘と比べると、息子はいつまでも小さい頃のままのように思っている。


投稿者:sora

平日は派遣でフルタイム働き、還暦を迎えても若い頃と変わらずに、興味のあること知りたいことには貪欲に「楽しく生きる」を追求しています。

      

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