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赤信号の短い横断歩道や車通りのない道でも交通ルールを絶対に守る理由

散文
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赤信号みんなで渡れば怖くない

昔の漫才で発せられて少しばかり流行った言葉。

若い頃は赤信号や短い横断歩道で車が来ない通りなら、

堂々と交通ルールなど無視して渡っていた。

それは55歳くらいまでしていたと記憶している。

55歳を過ぎた頃、突然と交通ルールを無視することをやめた。

年齢からくる体の衰えや記憶力と視力の低下は、

心底私の気持ちを萎えさせた。

その時に頭を過ぎったのは、

交通ルールを守らずに万が一のことが起こってしまった場合、

この責任を負わされるのはふたりの子どもたちであるということ。

生活面では子どもたちにできるだけ面倒をかけたくないと思っているくせに、

交通ルールを守らないことで起こりうる事故のことを

何も考えたことがなかったことにはっとした。

生活面ではこれからもっと高齢になったときに、

何か起こってしまうことは致し方ないことかもしれないが、

交通ルールを無視して起こってしまったことは、

決して致し方ないことではないのだ。

このことに今さながらに気付かされて、

それからはどんなに短い横断歩道でも、

赤信号で車が全然走っていなくても、

決して交通ルールを破ることはしないと決めた。

ある日、この話を会社の先輩に話したことがある。

彼女は、社歴は先輩だが年齢は私より3歳下。

55歳は超えている。

彼女は車がいなければ渡ってしまうと言った。

自分で思うほど体は動かないよと言ったけれど、

今後は守るという言葉はなかった。

それから半年ほどして悲しい知らせが入ってきた。

彼女のご主人が事故に遭って入院しているという。

夜に横断歩道のない道を渡っていた際に、

車が曲がってきて事故に遭ったということだった。

彼女のご主人は彼女より10歳ほど上らしい。

あのときの話をご主人にしていなかったのかな?

ふと頭を過ぎった。

もし、話をしてあげていたら、

ご主人も家族のことを思って交通ルールを守ったかもしれない。

自分は大丈夫とたかをくくっていたのかもしれないが、

いずれにしても、交通ルールを守らなかったことで

起こってしまった事故である。

突然の事故は誰にでも起こりうることなのだ。

自分だけは大丈夫なんて保証はどこにもない。

そして自分が思うほど体はいうことを効かなくなっているのだ。

高齢者が運転する事故も増えている。

自分は大丈夫なんてことは決してないということを

肝に銘じてほしい。

家族がいればなおさらのことだから。


投稿者:sora

平日は派遣でフルタイム働き、還暦を迎えても若い頃と変わらずに、興味のあること知りたいことには貪欲に「楽しく生きる」を追求しています。

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