こんにちはsoraです。
23年ぶりに派遣で働いています。
一般事務の仕事は1年すると同じことの繰り返しのようになります。
そのため何の変化もなくて飽き性の性格のため長続きしなくて
転職を繰り返すような働き方をしていました。
ア ル バ イ トか ら 学 ん だ こ と
最初は、結婚するため同じ会社にいることが出来ないので退職しました。
企業によっては部署を変えることで退職せずに継続できるようですが、
私が働いていた会社では、どちらかが退職しなければならないという規定があり、
仕事に飽きていたこともあり私が退職したのです。
転職後の会社はそれまでの業種とは全く異なり電気メーカーでした。
結婚するにあたり家電製品が必要ですが、
社員価格で安く購入できて得した気分でした。
このときは、共働きで慣れない結婚生活と仕事の両立で体調を崩してしまいました。
正社員とは違ってもう少し時間的に余裕が出来るかなとアルバイトに切り替えました。
アルバイトは喫茶店や居酒屋など飲食店がほとんどでした。
喫茶店で働いていたときは毎朝モーニングを食べにくる人がいて顔見知りになったり。
居酒屋で働いていたときは、毎日決まった時間に来店されて、
必ずおつおみを2品注文して生ビールを飲み干すと帰るお客様がいました。
仕事が終わって飲んでいるときのこの時間が至福の時間だったのでしょうね。
飲食店で働いたことは私自身の成長にも繋がったと思います。
会社勤めだけでは知る由もなかったことなど、
お客様と接することで学んだことがたくさんありました。
それまでは自分がお客様の立場にいたけれど、お客様を迎える側になってみると、
来店されたお客様に気分よく帰っていただくために笑顔で迎えて笑顔で見送ります。
当たり前のことではありますが色んなお客様がいるので、
当たり前のように笑顔で接するのが出来なくなるようなこともあります。
しかし、そこはグッとこらえて接客に徹するようにしました。
“顔で笑って心で泣いて“
辛い時でもムカついた時でも決して顔には出さずに
仕事をすることが出来るようになりました。
この時の経験は後にSVとして部下を指導する立場になったときに役に立ちました。
子 育 て と 仕 事 再 開
子どもが生まれてからは子育てのため専業主婦をしていましたが、それも短い間だけでした。
今はその時間が大切な時間であったと思えるのですが、
子育てと家事をする毎日で世間から自分だけが取り残されていくように感じて、
焦りと恐ろしさでどうにもならない気持ちになったことがありました。
子育てを楽しめていないことは子どもにも悪影響を及ぼしてしまいます。
四六時中こんな母親と過ごすより保育園で同世代のお友達と過ごすほうが、
子どもたちにも良い環境になると思い、仕事に出る決心をしたのです。
毎朝大変でしたが、子どもたちにはお友達も出来たし、
何よりも私自身が以前よりも子どもたちを大切に思えるようになれたことです。
若いうちに子どもを産むのは育てていくことの体力としてはいいことですが、
若いからこそ、余裕が持てずに精神的なダメージも大きくなります。
保育園に入れて離れることで寂しい思いをさせてしまうかもしれないと
悩みもしましたが、それは取り越し苦労でした。
あ き ら め な い こ と の 大 切 さ
子どもたちも中学生になった頃に天職とも思える仕事に出会うことが出来たと思います。
それまで長続きしなかった私が永年働き続けてきたからです。
それまでの仕事と違って仕事自体が大変難しく覚えることがたくさんあって、
飽きるどころか勉強の毎日でした。
それがとても新鮮で毎日が楽しくもありました。
その頃は何も言われなかったのですが、私が勉強していたことを覚えていて、
子どもたちも仕事に就いてから昇進試験のときに
私の勉強していたことを思い出したと言われて、
子どもたち良い影響を与えていたと知り嬉しく思い、
頑張ってきて良かったと思いました。
あの頃は今よりもずっと若かったから出来たと思いますが、
60歳手前で一度退いた業界で働きたくなったのは、
他の仕事をしてみて改めて本当に好きな業界だったなと思ったら、
もう一度挑戦してみたくなったのです。
年齢を重ねるにつれて覚えも悪くなってきて、あの頃のようにはいきませんが、
それでも、やはり好きな仕事に就けたことに感謝の気持ちを忘れずに、
日々精進して頑張っています。
“親の背を見て子は育つ“ということわざがあります。
その言葉を心に持って大変だったけれど諦めずに頑張ってきて良かったです。
そしてこれからも少しでも多く、良い影響を与えられる親でありたいと思います。